高校の時の珍校則②
はじめに、今回の記事は前回の記事の続きです。
もしまだお読みで無ければ、↓の記事を読んでからの方が楽しんでいただけます。
高校当時の私も、流石にクソダサヘアーは嫌だったので、校則を守りつつなんとかマシな髪型を、と模索した結果、
本田圭佑のこの髪型、いいですよね。
私はこれをお手本にすることにしました。
もちろん染めてはいませんが。
これね、いい抜け道なんですよ。
刈り上げオン眉だし、外に出てもこんな髪型のやつなんていないでしょ?
それにまぁ、世間的に見てもなんとかギリギリ大丈夫な髪型じゃないですか?
学校をリアル出会い系サイトとして利用しているウェイ大学生の皆さんにも分かりやすいような言い方をすると、「耐えてる髪型」です。
こうしてウッキウキで頭髪検査を待っていたところ、やっと生活指導の先生が入ってきて頭髪検査が始まりました。
程なくして先生が僕の横を通った時に、
「はいpoLo立って〜」
おっ、これはいいお手本として褒めてもらえるんだろうな〜 と思っていた私を、予想外の言葉が襲いました。
「お前この頭、何?」
え?えーーーーー?
思わず聞き返してしまいましたよ、何とはどういう事ですか?って
ワラワラと私の周りに生活指導のゴリラみたいな先生が集まってきて、口々にコレはアウトだなんだかんだとのたまいます。
だから何がアウトなんですか?
大丈夫でしょ?コレ
「うーんやっぱり、ダメ!」
「うんうん、アカンな」
「これは流行を追う髪型やわ」
(我が校には、流行を追う髪型をしてはいけない、という謎校則がありました。)
確かに、当時の本田圭佑と言えばサッカー日本代表の顔みたいな扱いだったし、流行っているといえば流行っているのかも…
そういうことなら不本意だけど仕方ないか…と諦めかけた時でした。
「この髪型はよくテレビ出てるあの人、えーと」
(まぁ仕方ないな…)
「あー、えーと。」
(……)
「あぁせや、出川や。」
いやいやいや待ってくれ。
仮に百歩譲って流行っているからソフトモヒカンにしたとしても、目標が出川なのはおかしくない?
まずね、流行ってないでしょ。
道端にソフトモヒカンいます?
好き好んでこんな髪型しないでしょ。
苦肉の策でしょ?
それをあたかも自分が出川になりたくてこの髪型にしているみたいな言われ方をされては困ります。
たまたまテレビによく露出する人が同じ髪型なだけで、断じて流行ってない。
と自分の論を展開したところ、思わぬカウンターパンチが飛んできました。
「じゃあお前ラーメンマンみたいな髪型にしてきて流行ってないからセーフですよね?って聞くんかお前ェ!」と。
うっ……
あまりによく分からない角度からアプローチされてしまいためすぐに反論ができなく、論破される形になってしまいました。
お前って2回言ってるし…
この一言でもう完全に負けてしまった私は、仕方なく丸坊主にするのでした。めでたしめでたし。